内臓脂肪対策の漢方薬ツムラ防風通聖散とは

医薬品・サプリメント

内臓脂肪が指摘されるようになってかれこれ10年近くの年月が過ぎますが、
生活習慣病の原因ともされていることから漢方薬にも注目が集まっています。

 

それが防風通聖散です。

 

私はツムラの防風通聖散漢方薬を飲んでいるのですが、
小林製薬のナイシトールなど種類は豊富にあります。
ここでは漢方薬の防風通聖散とはどんなものなのか触れていきたいと思います。

[adrotate banner=”3″]

防風通聖散の防風ってなに?

防風通聖散と言う名前を見て防風ってなにと疑問に感じる人も多いかと思います。
私も最初目にしたときに疑問でした。

 

防風というと防風壁・防風柵みたいに突風が吹く場所
それを緩和するために設けられます。

それが漢方とどんな関係が…?

と考えましたね。
実はボウフウという植物からきているのです。

ボウフウ(防風 Saposhnikovia divaricata)とはセリ科の草本の一種。
中国東北部から華北原産の多年生草本。花期は8-9月頃で白い小花を咲かせる。
出典:ボウフウ – Wikipedia

しかし、なぜボウフウと呼ばれるのか?
その由来については残念ながら調べてもわりませんでした。
ということで、ここから先は私の勝手な見解です。

生薬として使われるのは根茎

防風通聖散はボウフウの植物を配合した漢方です。
そして原材料となるのはボウフウの根茎とのこと。
つまり葉っぱより根茎に栄養素などが集まっている
植物と言うことが分かります。

海岸や川辺に自生する

ボウフウはさまざまな種類があるそうですが
基本的に海岸や川辺に自生する傾向があるようです。
水の近くで自生するということでしょう。

 

これらの場所は突風が吹きやすい場所です。
根茎が発達していて突風にも負けない植物。
このような由来からボウフウと言われるようになったのではないでしょうか。

[adrotate banner=”4″]

防風通聖散のダイエット効果

防風通聖散は生活習慣病の治療などにも用いられる漢方薬です。
では、その効果効能とはどんなものか?

体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:
高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり、のぼせ、むくみ、便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹、皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症

とあります。
炎症を抑える効果効能が目立ちますね。

 

そして最後にぽつんと肥満症が…
しかし、これでは肥満との関係性が見えてきませんよね。
どこにダイエット効果があると言えるのでしょうか?

東洋医学はめぐりを重視する医学

医学には欧米に由来する西洋医学と中国大陸に由来する
東洋医学の2種類があります。
漢方をはじめとする東洋医学では体のめぐりを重視する医学が特徴です。

 

生活習慣病の人は総じて血液の循環が悪いです。
脂肪をエネルギーに変換するには酸素が必要で血液によって運ばれます。
中学校の理科の時間に学習しますね。

 

基礎代謝にしても活動代謝にしても酸素がなくては始まりません。
血液の流れを効率化して脂肪を燃焼しやすい体にしていくことが目的なのです。

 

結果として肥満に対する効果効能に繋がります。

 

動悸・肩こり・のぼせはいずれも血液の巡りの問題。
血液の循環が悪いとエネルギーの確保が難しくなるので腸の働きが弱くなります。

すべて血液のめぐりの問題に帰結するのです。

炎症に対する効果効能は血液中の免疫力

では残りの効果効能はどうか?
「蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹、皮膚炎、ふきでもの(にきび)」
と言った炎症は免疫力の低下が原因です。

 

ニキビと言えばアクネ菌が原因と言われていますね。
アクネ菌が発生すると、人間には免疫力がありますので
ここで激しいバトルが繰り広げられます。

 

免疫と言えば血液中にある白血球が有名でしょう。
免疫細胞は血液によって運ばれるのです。

 

血液の循環が悪いと正常に免疫が働けません。

炎症に対する効果効能もやはり血液が関係しているのです。

[adrotate banner=”5″]

防風通聖散は血液のめぐりを助ける効果効能

防風通聖散について紹介してきました。
防風通聖散は生活習慣病の治療に使われる漢方ですが痩せ薬ではありません。
血液の循環をよくする手助けをするに過ぎないのです。

 

ですから、食生活の見直しは必要ですし、
脂肪を燃焼するのはあくまで運動になります。
防風通聖散を飲んでいるだけでは効果はないでしょう。
ダイエットサポートとして飲むものとお考えください。

[adrotate banner=”6″]

タイトルとURLをコピーしました