美容整形外科などでは下腹の脂肪吸引が良く行われています。
手っ取り早く確実に脂肪を落とすには最適な方法です。
機器を用いて脂肪を吸い出すため体への負担もあります。
ダイエットしてもどうしても体重が落ちないと言う人が最後ののぞみをかけて行うのが下腹の脂肪吸引です。
ところで内臓脂肪に下腹の吸引は実施できるのでしょうか?
[adrotate banner=”3″]
内臓脂肪吸引はできると考えられるが…
内臓脂肪の吸引はできるのか、できないのか?
この疑問についてはできるが回答になるかと思います。
しかし、実施された例はほぼないでしょう。
というのも当サイトでは紹介しているように
内臓脂肪は皮下脂肪に比べて落ちやすいです。
体に負担をかけてまで実施する必要はないと考えられています。
脂肪吸引をするのは主に女性になります。
それは女性はホルモンの関係で皮下脂肪が付きやすく落ちにくいからです。
かといって手術は自由診療なので全額負担になります。
体もおサイフも負担が大きいのです。
女性においても最終手段として脂肪吸引を選択するでしょう。
また、体の構造上から見ても内臓脂肪の吸引はすべきではありません。
内臓脂肪吸引はリスクが高いのです!
医学の世界では内臓脂肪は落ちやすいというのが常識です。
内臓脂肪の吸引を申し出ても断られ、生活習慣の見直しなど自力で落とすことを勧められるでしょう。
[adrotate banner=”4″]
内臓脂肪は腸間膜にできる
そもそも内臓脂肪とはどこにできるのか?
名前からして内臓に付着する脂肪と思われるかもしれません。
確かにそれは間違っていないでしょう。
しかし、厳密に言うと違うようです。
内臓脂肪が付着する場所は腸間膜(ちょうかんまく)になります。
では、腸間膜とはどのようなものか?
健康情報を扱うヘルスプレスでは次のようにありました。
二重の腹膜が癒着しているため、膜は薄いが強靭で、扇状に広がって長い腸を支える構造になっている。そのため、血管、リンパ管、神経と消化管をつなぐ幹線路となり、内臓脂肪が蓄積する場所でもある。
出典:「腸間膜」は「臓器」だった!解剖学の定説を塗り替える新発見!しかし、その役割や働きは?|健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレス/HEALTH PRESS
内臓脂肪が蓄積する場所とありますね。
この腸間膜は体内でどのように存在しているかというと
腹筋の下や内臓の周りを通って1周して存在しています。
内臓脂肪が付着する場所は腸間膜(赤線)の内側の空洞部分に蓄積していくのです。
[adrotate banner=”5″]
腸間膜には幹線路が通っている(高難易度手術)
腸間膜は上で紹介したように、ただの膜ではありません。
ヘルスプレスの説明にも「血管、リンパ管、神経と消化管をつなぐ幹線路」とあるように非常に重要な役割を持つものなのです。
食べ物などから得られた栄養は腸間膜というバイパスを通って内臓間を行き来します。
他の血管よりも多くの栄養が行き来しますので脂肪もそれだけ付きやすいです。
もちろん内臓に近いため栄養失調などに陥れば優先的に使われます。
内臓脂肪が付きやすく落ちやすいと言われる理由は腸間膜に付着するからです。
内臓脂肪を吸引で落とすとしましょう。
腸間膜の内側にできますので、吸い出すには腸間膜を破らなくてはいけません。
万が一血管が傷ついて血流に問題が出たら内臓がダメになります。
難易度の高い手術になるのです。
皮下脂肪よりも落ちやすい内臓脂肪に難易度の高い手術を実施するでしょうか?
内臓脂肪の吸引手術は現実味がないのです。
内臓脂肪は手術ではなく生活習慣の見直しから
内臓脂肪の吸引手術は現在の医療なら実施できると考えられます。
しかし、腸間膜の内側のため手術難易度は高いです。
それに内臓脂肪は医療の世界でも落ちやすい脂肪と認識されています。
わざわざ手術をして落とすものとは言えません。
上の記事でも触れていますが、内臓脂肪が増える理由は生活習慣にあります。
仮に吸引したとしても生活を変えないと同じ事の繰り返しです。
生活習慣の見直しは大変かと思いますが、命がけの大手術をするのとどちらが良いでしょうか?
内臓脂肪ダイエットは地道にやるしかないです。
[adrotate banner=”6″]